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『BREAKE TIME』


コーヒーの湯気の向こう

揺れるいつもの景色が、何だかとても優しく映った。


忙しなく生き過ぎて

色んな優しさを見落としてきたんじゃないか。

身構えて生き過ぎて

自分は一人ぼっちだと思い込んでいたんじゃないか。


肩の力抜いて

コーヒーの湯気に身を委ねる。

溶けていく不安や孤独。


誰かを信じ、周りを見つめ直すための

穏やかなBRAKE TIMEを。