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『風舞姫』


鈴を手に舞を舞う。
しゃらりしゃらりと鳴る鈴に
舞う手足は風となる。

舞は祈りに
祈りは願い
願いは想い。
願いを神へ
想いを貴方へ。

古よりの変わらぬものを。
言の葉の響きは変わっても
抱えるそれは同じもの。

想いを乗せて風と舞う
天を地を駆け風と舞う