散文詩の間へ
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翠玉館玄関へ
宇宙に奏でる音楽
静まり返った暗い海にさざ波が立つ。
生命の生まれる音。
荒れ果てた野に黒雲が雨を降らせる。
生命の育つ音。
水が満ち潤った大地を森が覆う。
生命の謳歌する音。
文明が生まれ争いが起き廃れていく。
いくつもの王朝が生まれては斃されていく。
城が建ち街が広がり世界が繋がる。
歴史が刻まれる音。
幾多の生命が織りなす栄枯盛衰。
それは神々へ向けて惑星が奏でる音楽。