散文詩の間へ翠玉館玄関へ

『0』


これから生まれるたまごのようでもあり

すべてが終わったあとのようでもあり


無限のような

虚無のような


歩き出すのか

倒れ込むのか


歩き出す者に祝福を

倒れ込む者に慰めを


願わくは、この世界が祝福で満ちるように。